戸隠先生はまるで自分の家であるかのように、屋敷のなかを進んでいく。
やがて階段を降りて、ある部屋のとびらのまえで立ち止まると、小声で言った。


あなたはここにいてください、俺はちゃちゃっと増田さんを殺してきますから。……コヒナタ先生が来たら、足止めをよろしくお願いしますよォ。

戸隠先生を引き止める