【物かげに隠れる】

……。


部屋に入ってきたのは、白衣すがたの男だった。
男はなにかを引きずっている。わたしはそれを見た瞬間、息をのんだ。

『……!』

男が引きずっていたのは、血だらけの人間だった。
男はその人間から手を離すと、隠れていたわたしに気がついた。


おや、ひさしぶりだね。……ああ、記憶は残っていないのか。
n番目の失敗作……、か。
なぜ「バグ」が生まれるのか認識できない増田君も、もう「人として」は限界かもしれないね。


あなたはだれ?