【正面の部屋に入る】


冷たい金属のとびらを開けると、

『うっ……、』

アルコールのような、きついにおいが部屋に充満していた。

部屋の中央には手術台のようなものがあり、天井からは大きな照明がぶら下がっている。
かべぎわの大きな棚には、ずらりと並べられた小瓶。ラベルから察するに、なにかの薬品のようだ。

……そのとき、ふいに部屋のとびらが開く気配がした。

物かげに隠れる