それはとつぜんだった。
視界がぐにゃりと歪んだと思うと、つぎにあなたが立っていたのは果ての見えない金色の麦畑だった。
それは、例えるならまるで『永遠』がかたちになったような光景だった。
となりに立っていた戸隠先生も、さすがに呆気にとられたようすだったが、つぎの瞬間ふき出した。
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……ぷ、あはははっ! なるほど、俺たちは相当、コヒナタ先生にきらわれてしまったようですね。 |
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たぶんこの麦畑も、コヒナタ邸と同じく『永遠』に続いている場所なんでしょう。いやー、きれいな場所だなァ。 |
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ははは、とりあえず、ここでゆっくり過ごしてみましょうか。一面、麦畑しかなくたって、試せることはまだまだありますからね。 |
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……そうでしょ、俺のかわいいモルモットちゃん? |
ほどよく風に吹かれる麦に囲まれて。
戸隠先生は、にっこりとあなたに笑いかけてくるのだった……
- END. 永遠の麦畑 -