【わたしは光に包まれた……】


……わたしの近くで、聞き覚えのある声が聞こえた。


……スズ、……スズ! ようやく目が覚めたか。
こんなところで昼寝なんて、きみも変わっているな。
そろそろ食事の時間だよ。さあ、行こう。


わたしはまだ、あの屋敷のなかにいた。
フォトンにだまされた? ……いや、ちがう。

あのとき、わたしは「助手の名前」を読めなかった。
もとの世界に帰るためには、きっとその名前を知ることが鍵となる。

もうすこし、この屋敷のなかで手がかりを探してみよう。
わたしはマスターのあとを歩いていく。

食事をしてからでも、遅くはないんだから。




- End7. 皿のうえで待つもの -