SCP財団

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SCP財団



確保、収容、保護。

[秘密組織]
SCP財団
えすしーぴーざいだん

SCP財団は、自然法則を逸脱した異常な生物・物品・現象・場所の捕捉・研究を世界政府より委任された秘密組織である。 アノマリー(ふしぎなもの)が一般市民の目に触れないように保管、あるいはアノマリーがもたらす脅威について研究することを主な活動の目的とする。 このアノマリーひとつひとつに対しては報告書(特別収容プロトコル - Special Containment Proceduresを記したもの)の作成が義務付けられ、これらの報告書を総称して「SCP」と呼ぶ。
Name ◇ SCP Foundation
中文 ◇ SCP基金会
発祥 ◇ コミュニティサイト(2008年)
参考 ◇ SCP財団(日本支部)


役職 ◇ 研究員
備考 ◇ 財団に内緒で未承認アノマリーをよく自宅に持ちこんで(連れこんで)いる
自分や相手の呼びかた

俺、Dクラス職員君、垢嘗君
ロジニッキ


役職 ◇ Dクラス職員
備考 ◇ 元死刑囚の被検体。タフさが買われ研究員のもとに配属された
自分や相手の呼びかた

オレ

SCP-426



「私はごく普通のトースター、電源につないでもらえればパンを焼けるよ。」

[SCP-426]
私はトースター
わたしはとーすたー

SCP-426は、SCP財団に収容されているオブジェクトのひとつ。
現在はだれも見ることができないように窓のない檻の中に収容されている。
見た目はごく普通のトースターだが、どんな人間でもこのトースターを一人称で呼んでしまう特性がある。また、2ヶ月以上継続してこのトースターと関わった場合、次第に自分自身がトースターだと思いこみ始め、コンセントにかじりついたり、死ぬまでパンを口に入れ続けたりしてしまう。
アイテム番号 ◇ SCP-426
オブジェクトクラス ◇ Euclid

Name ◇ I am a Toaster
中文 ◇ 我是一臺烤吐司機
参考 ◇ SCP-426

SCP-4052



「金属やその他の高密度物質を含有するサンドイッチを構築する時は、クラスBの免許が必要なんだ」

[SCP-4052]
サンドイッチ(曖昧さ回避)
さんどいっち(あいまいさかいひ)

SCP-4052は、イリノイ州サンドイッチの町(サイト-481)にのみ出現するヒト型実体。
白人男性の警察官に類似しているが、頭部は切り分けられていない食パンの塊のように見える。SCP-4052は「サンドイッチ」が町内に持ち込まれるか、作られるかすると現れ、保有者に対して「サンドイッチ免許証」の提示を求めてくる。提示できない場合は逮捕され、サンドイッチが押収される。

【レベル4情報(最重要機密)】
SCP財団は彼らの収容を試みたが、サイト-481を襲撃した際、ガレージドアから飛び出してきた敵対的実体によって財団の機動部隊員の大半が殺害された。この騒動を知り駆けつけたSCP-4052が、軍用火炎放射器で敵対的実体を鎮圧した。
その後SCP-4052から、自分たちの活動への干渉を止めるように要請があったこともあり、彼らに対する財団の関与はすべて中止された。


アイテム番号 ◇ SCP-4052
オブジェクトクラス ◇ Euclid(Archon)

Name ◇ Sandwich (disambiguation)
参考 ◇ SCP-4052

SCP-920



そうだ、我々はまいごという意味でロストという言葉を使った。勘違いで、迷って、道を間違えて、だ。

[SCP-920]
ミスター・まいご

SCP-920は、物理的に運搬、移動、方向転換させることが不可能なヒト型実体。
彼も自身の行動を制御する手段を持たず、行き先を決められないまま「さまよっている」かのように振舞う。彼を運搬しようとした車両、彼自身、追跡者、収容しようとした場所などはすべてロストする。彼と接触すると「彼と話したい。彼と一緒に歩きたい」という衝動を引き起こすため、接触は推奨されていない。
彼を追跡していた機動隊イオタ-1がロストしたことにより、現在は彼の追跡自体が中止されている。

アイテム番号 ◇ SCP-920
オブジェクトクラス ◇ Euclid

Name ◇ Mr. Lost
中文 ◇ 迷路先生
参考 ◇ SCP-920

SCP-012



「完成できない」

[SCP-012]
不吉な曲
ふきつなきょく

SCP-012は、SCP財団に収容されているオブジェクトのひとつ。
「ゴルゴタの丘で」と題された手書きの楽譜で、未完成。複数の人間の血液で書かれている。
すべての実験において、被験者は自らを切り裂いてその血で楽譜の一部を完成させようと試みたが、大量の失血と内出血を負った。楽譜の一節を書き終えることのできた被験者も、その後すぐに「完成できない」と言い残し自死した。
曲を演奏しても、各楽器のパートは他のパートと関連性がなく、耳障りな不協和音となる。

アイテム番号 ◇ SCP-012
オブジェクトクラス ◇ Euclid

Name ◇ A Bad Composition
中文 ◇ 樂譜
参考 ◇ SCP-012

SCP-040-JP



それとも何かトリガーとなるワードが存在するのかはわかっていませんが、これはねこです

[SCP-040-JP]
ねこですよろしくおねがいします

SCP-040-JPは、█県の旧██村に放置されていた井戸小屋。
この小屋の中を人間が覗きこむと、覗いた人間は激しく動揺して「ねこが居た」と訴え、その観念に強く執着するようになる。
曝露した対象には、すべてのイエネコが毛も造作も無い顔に人間のような目がついた動物に見え、どの方向からでもこちらを真っ直ぐ見つめているように感じるようになる。
また、発話・文章・映像・絵画など、あらゆる媒体から「ねこが居た」ことを伝えられた人間も同様に曝露する。
このSCPの報告書を執筆した職員、受理した上位職員もすでに曝露していたことにより、大規模なミーム災害が発生した。
アイテム番号 ◇ SCP-040-JP
オブジェクトクラス ◇ Safe

Name ◇ A There is a cat.
参考 ◇ SCP-040-JP

SCP-1117



鍵を掛けて閉じ込めておけ。研究はどん詰まりで、こいつは明らかに我々の役には立たない。

[SCP-1117]
御馳走テーブル
ごちそうてーぶる

SCP-1117は、木製のダイニングテーブル。
テーブルの上には様々な飲食物(SCP-1117-2)が並べられており、これらを消費してもすぐさまほかの飲食物が現れる。
この飲食物を口にした人間は、空腹を感じるとSCP-1117-2を自然発生させる能力を持つようになる。対象者はこのSCP-1117-2以外の飲食物を受けつけなくなり(対象者いわくこれ以上ない美味しさであるという)、1週間ほどで栄養失調や感染症となり命を落とす。
対象者が第三者にSCP-1117-2を分け合った場合も同様の現象が起きる。
アイテム番号 ◇ SCP-1117
オブジェクトクラス ◇ Euclid

Name ◇ Feasting Table
中文 ◇ 捕食桌
参考 ◇ SCP-1117